田中正造翁之墓 春日岡山惣宗(そうしゅう)寺

令和五年9月23日参拝撮影

嗚呼慈侠 田中翁之墓

(説明文)

田中正造翁の墓

田中正造翁(一八四一~一九一三)は佐野市小中町に生まれ、この惣宗寺を本拠地として政治の道に進み、栃木県会議長を経て帝国議会代議士となり憲政史上に不朽の名を留め、全生涯を正義の旗手として人権の尊重と自然保護のために捧げました。翁の没後、当寺院で本葬が執行され、遺骨は、ゆかりの地五か所に分骨埋葬されました。なお、翁に関する資料は、左記の博物館で収蔵・展示しております。

(説明文)

惣宗寺田中正造墓所

正造分骨地の一つである惣宗寺墓所は、正造翁が生前自然石を酷愛せる事万人の知悉せるところにより、その心事を採酌し、大正九年六月十一日、自然石を以て正造の精神を敬仰し、その徳風を追慕し、又遺風を後世に永く伝えるため、渡良瀬川流域産出の用材により建設された因縁など、郷土の先覚者正造の重要な史跡である。

平成十八年二月
佐野市教育委員会