アーミッシュの馬車

2025年10月調査

佐野郷土博物館の玄関脇に黒くて古い馬車が置いてあった。

博物館に置いてあるのだから、何かの展示物だろうとすぐに分かったが、一見して日本の馬車のデザインではない。

もっとも馬車はもともと日本にはなかったのだろうから、日本風の馬車というのもおかしな話であるが、佐野の郷土の博物館の入り口に外国の馬車が置いてあるのが、いや展示してあるのが、凄い違和感がある。

説明板を読んでみると、この馬車はアーミッシュで使われているものだ。

佐野市とランカスター市は姉妹都市で、その縁でアーミッシュの馬車が展示されているのだという。

アーミッシュというのは、よく知らないが、昔の生活様式を守り抜いているキリスト教信者(プロテスタントだったか?)くらいは知っている。

彼らはクルマを使わず馬車で移動するのだ。今でも。

生活は不便なことが多いだろうが、精神的には満足しているのだろう。

生活様式がほかの人たちとこれほど違うと、子供たちもアーミッシュ専用の学校に通っているに違いない。

結婚もアーミッシュ同士でなければ、結婚生活が成り立たない。彼らは結婚できているのだろうか?

いったい、アーミッシュはどれくらいの人口がいるのかスマホで調べたら、20万人だという。

予想よりもはるかに多い。佐野市の人口が10万人だから2倍だ。

これだけの人口がいれば、アーミッシュ同士での結婚も問題なさそうだ。