金井楽器

2024年1月撮影

1970年代、昭和でいえば50年代、少年のわたくしは自転車を走らせて、足しげく殿町通りにある金井楽器に通った。

自宅から金井楽器までは3キロくらいある。自転車のペダルを20分くらいこいだ。

店にはレコード、楽器、楽譜が三大品揃えだった。

主にレコードをよく見た。

よくは見たが、買うのはまれだった。

LPの値段は2500円した。中学生・高校生の小遣いでは、月に1枚も買えない。

毎月コツコツとお小遣いを貯めたり、お年玉を貰ったとき、親戚のおじさん・おばさんが来てお小遣いをくれたとき、そういうときしか買えなかった。

だから中学・高校通じて買ったレコードは数枚だと思う。

楽譜をときどき立ち読みした。

楽譜も結構高い。おいそれと子供が買えるものでない。

中学・高校通じて2冊くらい買ったかもしれない。

楽器はほとんど見なかった。

わたくしは楽器が好きなので、見なかったのはいま思うと不思議な気がするが、どうぜ高くて買えないので見るだけ無駄だと思ったのだろう。そんな記憶がわずかに残る。