あづま女と ねざめてきけば 源頼政

皆様こんにちは

蓬田でございます!

今日も佐野にちなんだ和歌を鑑賞して参りましょう!

今回ご紹介する和歌はこちらです。

あづま女(め)と
ねざめてきけば
下野(しもつけ)や 

あその河原(かはら)に 
千鳥(ちどり)鳴(な)なくなり

源頼政

源頼政は平安時代末期の武将です。

武将としては異例の従三位に昇り、公卿となりました。

後白河天皇の皇子である以仁王と結んで、平家打倒の令旨(りょうじ=皇太子、三后の命令を伝える文集)を伝えました。

しかし、挙兵は失敗。

宇治平等院の戦いに敗れ、自害しました。

歌の意味は

東国の女と一夜をともにし、目覚めてみると、あその河原に千鳥が鳴いている

という素直な詠み振りです。

頼政が下野の国に来たとき、地元の女と一夜をともにしたときの歌なのでしょうか?

あるいは、京にいて、東国の女と一夜をともにしたときの歌なのでしょうか?

あその川原とは、いまの佐野市あたりを流れている川ということになります。

頼政が佐野に来たのでしょうか?

ご存知の方がいたら、ご教示いただければ幸いです。

頼政は、江戸時代に入っても人気のキャラクターのようでした。

月岡芳年は、辞世の句を読む頼政を描いています。

歌川国芳も、「列猛傳」という作品の中で、頼政を描いております。

今回の和歌が、皆様の心に感じるところがありましたら幸いです!